■この記事はこんな人におすすめ
- フェリーでの移動手段に興味がある
- 明石エリアへの移住を検討中
- 地方移住の最終判断をどう下すべきか迷っている
■フェリー「新船あおい」搭乗レポ|進化してる?と思いきや…
高松での下見を終えたあと、帰りの神戸行きの新船フェリー「あおい」に乗船。
新しくなったとは聞いていたけど、いざ乗ってみると──
▶ 「揺れは少ないけど、振動は健在」
前評判通り、波による揺れは少ないです。
が、「細かいマッサージのような振動」が船内全体に伝わっていて、神経質な人には寝づらいかも。
しかも今回は布団なし・シーツのみの仕様。
深夜便は「寝るだけ」になるので、快適さを求める人には向きません。
▶ 地味に面倒な「210円バス」と「チェックアウト事情」
神戸港から三ノ宮駅までバスに乗るには210円の運賃が必要です。
ICカード不可・釣り銭なしなので、事前に準備しておかないと地味に詰みます。
さらに朝のレイトチェックアウトをすると、迎えのバスがないという罠もあるので注意が必要です。
「深夜便ユーザーは自己責任」な雰囲気が少しだけありました。
■高松の次に気になっていた明石方面。大蔵海岸公園へ|景色は最高、でも「住む」となると…?

神戸に戻った翌朝は、朝霧駅から大蔵海岸公園へ。
瀬戸内海を一望できる、素晴らしい海の景色──が、しかし。
▶ 海の近く=理想?実はコストが重い現実
「この景色の中で暮らせたら…」としばし夢想。
でも冷静になると、オーシャンビュー物件は大体どこでも高額な傾向、さらに塩害や風災リスクも高い。。。
見た目の良さと住み心地は必ずしも一致しない。
「住むこと」と「眺めること」の違いに、改めて気づかされました。
■明石駅周辺をチェック|利便性は高い、でも「ときめき」は薄め
明石も移住候補地としてチェック。
たしかに駅前の便利さ、商業施設の多さ、交通アクセスは超優秀。
ですが、率直に言ってしまえば──
「住んでもいいけど、住みたいわけじゃない」
そんな印象。
「ここしかない」という決定打には、正直欠けていました。
■旅の総括:移住は見送り。「夢」と「現実」の差に納得できた旅
最初は、「瀬戸内海を望む平屋の家」に強い憧れがありました。
でも、今回実際に訪れて、歩いて、泊まってみて──
▶ 見えてきた「現実」
- 景色は綺麗でも、飽きる可能性は高い
- 地方の街は、駅から離れると一気に不便
- 引っ越し・転職・家を建てるコストが割に合わない
▶ 「ちゃんと見に来て、本当によかった」
あれだけ憧れていた高松と明石。
でも「現地に行ってみて、理想とズレていた」と自覚できたことは、決して無駄ではない。
どこかで納得しないまま移住していたら、もっと大きな後悔が待っていたかもしれない。
■今回の旅を通して学んだこと
気づき | 内容 |
---|---|
実地調査の重要性 | SNSや地図ではわからない「空気感」がある |
拠点確保の安心感 | ホテルを取っておくと、心身ともに楽 |
「景色」と「生活」は別物 | 目に見える理想より、毎日の積み重ねが大事 |
ポイント活用の有用性 | 宿代が浮くだけで行動の選択肢が広がる |
■今後について
今回は移住を見送る判断に至りましたが、次の旅や選択肢も視野に入れています。
「暮らす場所を考える」というのは、一度で終わるものではなく、人生を通して続くプロジェクト。
また別の地域を見に行くときは、記事にまとめていきます。
■あとがき
「夢を現実にする」のは素敵なこと。
でも、「現実を受け入れて夢を軌道修正する」のもまた、大人として大切な選択だと思います。
今回の高松&明石旅行、結果は「移住しない」でしたが、それが最大の成果だったのかもしれません。
これにてシリーズ完結となります!ご覧いただきありがとうございました。
次回は「移住候補の選び方」や「地方暮らしを検討するための情報整理術」などをテーマに書いてみようと思っています。
興味があればぜひチェックしてください!